送別会ではずさない 退職理由別のスピーチ文例

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送別会などで退職される方へ一言という形でスピーチをすることがあります。

一般的には退職される方の上司の方や送別会に出席する人の中で最上席の方が挨拶をするケースが多いですが、
ただパートの方が退職される場合に直属の上司が自分だった。退職される方の後任であったりして最もゆかりのある人が自分だったなどの理由で20代、30代でも送別会でスピーチをするケースがあります。
(会社によっては20代で部長や役員ということも珍しくありませんので)

スピーチは気負いすぎる必要はありませんが、プレゼント同様、感謝の気持ちを伝える場ですので気持ちが伝わるよう、また最低限失礼にならないように基本は知っておいたほうがよいですよね。

幹事をやる場合も退職される方の仕事ぶりを紹介したりとスピーチをするケースがありますので自分が挨拶をすることになっても困らないように退職される方別に挨拶の文例を紹介します。
挨拶にも型がありますのではじめてで不安な方は型通り挨拶しながら徐々に自分なりの味のあるスピーチをできるように心がけましょう。

それではいってみましょう。

まずは基本の型を知りましょう

退職される方がどんな方でも送別会のスピーチには基本の型があります。
まずはこの型を外さないようにしましょう。

■スピーチの型
まずはスピーチの型です。

スピーチの型

1.退職報告

2.ねぎらいの言葉

3.贈る言葉(本題)

4.結び

1.退職報告
まずは退職の概要を報告します。
例:○/○付けで○○さんが退職されることになりました。

2.ねぎらいの言葉
退職される方の今までの仕事ぶりを紹介しつつ今日までの労をねぎらい感謝の気持ちを伝えます。
例:○○さんは営業事務を担当しており、私自身も営業部の一員としてその細かい心配りに感謝するとともに仕事の仕方を勉強させていただきました。今日まで本当にお世話になりました。ありがとうございます。

3.贈る言葉(本題)
退職される方に贈る言葉を言います。
例:これから別の会社に移られてもきめ細かな心遣いとたくましさで大変ご活躍されることと思いますし願っております。

4.結び
結びの言葉でスピーチの締めくくりとします。
例:さらなる発展を期待しております。

スピーチのポイントや注意点は以下の通りです。
やはり感謝の気持ちを素直に伝えることが最も重要です。

スピーチのポイント

・退職される方に今までの感謝の気持ちを伝える

・残念な気持ちはあってもあまりしめっぽいことは言わない

・ネガティブなことは言わない

続いて退職理由別の文例を見ていきます。

中途退職・転職される方の場合

転職される方の場合は色々な立場の方がいらっしゃると思います。

退職される方の直属の上司や後任の方がスピーチされることが多いと思いますが
文例は以下の通りです。

——–
本日を○/○日付けで○○さんが退職されます。

○○さんは私のチームで○○年の○月より○年間一緒に働かせていただきました。

○○さんは非常に優秀で、チームのMTGなどでは気配りをしつつ、発言は本質をついておりチーム内で議論する際のポイントとなっていたことを印象深く記憶しております。
本当に大変お世話になりました。

退職されると聞いたときは驚きとともに正直大変残念に思いました。
しかしながらご自身の夢やキャリアを見つめなおした結果と聞き、今は新たな夢へのステップを応援しております。

今後は○○さんの抜けた穴を埋めるため後任の××くんだけではなくチーム一丸となって頑張っていきたいと思うとともに
○○さんの新天地でのご活躍を心から願っております。

次に会う時はお互いに成長した姿でお会いしたいと思っております。
今後のさらなる発展と活躍を期待しております。
——–

定年退職される方の場合

定年退職される方の送別会は年若の人が送り出すことになると思います。

スピーチは退職されるかたとゆかりのあった方や業務を引き継ぐ後任の方がすることが多いですが
基本通り、今までお世話になったことに感謝を述べるのが一般的です。

第2の人生は別の会社か悠々自適の生活の双方があると思いますが
どちらであっても気持ちよく送り出しましょう。

体調にも気をつかってスピーチするのもポイントです。

——–
本日を○/○日付けで○○さんが退職されます。

○○さんは私が新卒で入社した時からのお付き合いで右も左もわからない私に営業のイロハを叩き込んでいただきました。

○○さんは非常にがまん強く器の大きな方で赴任当時なかなか結果が出ず悩む私に「石の上にも三年」の言葉をくださり、辛抱強くご指導いただきました。私のことを守ってくれていたことは容易に想像がつき今でもご恩は忘れておりません。
今の私があるのは○○さんのおかげです。本当に大変お世話になりました。

第二の人生は悠々自適に過ごされるとのことで、今までお仕事が忙しかったと思いますのでぜひご家族とのお時間を大切にしてください。
ご退職されても尊敬する人生の先輩であることには変わりませんので、いつでも会社にいらしてください。

また会社を休まれなかった○○さんですが、くれぐれもご無理はなさらずお体にはお気をつけください。

長い間本当にありがとうございました。

——–

まとめ

退職理由別のスピーチの文例を見てきました。

それぞれ多少の違いはあるものの在職中にお世話になった感謝を伝えるという部分が本質でポイントとなります。

素直な気持ちを伝えればきっとそれは退職される方にも伝わりますので、型は押さえつつも、こだわりすぎないスピーチで気持ちを伝えましょう。



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